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ありけん日記


有田健太郎の日記、エッセイ、フォトギャラリーです
by KeN-ArItA

北の果てオホーツク、アザラシVSキタキツネの旅【4】

 今日から9月というのに信じられない暑さの北海道(この日も33度)。
『池田北のコタン』に別れを告げて、再び南下が始まった。
 この旅は、行きは飛行機だが帰りは5日かけて各駅停車で東京まで戻るという旅なのである。
よくやるよね。


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【明朝の雨が気持ちよさそう】




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【扇風機はご自分で】
常に赤(on)、車内は風で溢れている。



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【写真10 No,6 リラックス】



 ワンマン車両は、降車する時にバスのように運賃や定期券を運転手に見せなければならない。
 昨日、釧網線のある駅で降車する高校生と運転手がやり取りをしていた。

 「定期券を忘れました」

 「え、行きはどうしたの?」と運転手。

 「…」

 「許してもらったのか?」

 「はい」

 「ったく、明日はちゃんと持ってくんだぞ」

 「はい」

 のんきなものである。
見ていて笑ってしまった。


 朝の通学時間を過ぎると車内はガラガラになる。
4人席に足を伸ばしたありけんを乗せて、リラックスした列車はやっぱり窓全開で進み始める。


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【ここでも撮るのか。しかし疲れが溜まってきている様子】



 今日の目的地は『鷲別駅(わしべつえき)』(登別の近く)。
指令の一つである、友人『藤浦君』と会うためである。

 藤浦(もう呼び捨て)とは、学生時代に岩手で仲良くなった音楽仲間。
大学は違ったけど、サークル(軽音楽部)どうしは交流があって仲がよかった。
 直線的な、センスのよいギターを弾く藤浦とは、音楽について随分いろいろと語ったものだった。
ソニーに拾われて先に上京したのも藤浦の所属するバンドだった。
自分はその後を追って上京したかたちになる。
自分が今も一人で続けているイベントタイトル『宇宙兄弟』の名づけ親も、なんと、この藤浦と言われている(14、5年も前なのでだれもはっきりと覚えてない。それもどーなのか)。

 また藤浦君のおかみさん(香苗さん)ともサークル仲間で、いろんな記憶が残っている。
一番印象に残っているのは学園祭の時。
 キューティーハニーのコスプレをした香苗(すでに呼び捨て)が「変わるわよー」と言って一枚一枚コスチュームを変えてゆくステージだった。
サークル仲間でも指折りにかわいいと思っていただけに、そのショックは大きかった。
(注:学園祭のお祭り企画の話で、普段の香苗は賢くてチャーミング)

 今日はそんな2人とその娘に会えるとあって、楽しみなのである。


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【海へ注ぐ川を渡る。水がきれい】



 そのまま鷲別駅に向かうと早く着き過ぎてしまうので、どこかの雰囲気よい駅で2時間ばかり途中下車することにした。

 「この先に海が近くて、よさそうな駅ってありますか?」
車掌さんに聞いてみた。
 「さあぁ…、ずっと海ですからねぇ」

 えい!
ここでいいいやと適当に降りた駅は「竹浦」という駅だった。

 浜辺で曲を作りたかったのだ(旅中1曲)。
しかし、海はすぐそこなのに川があってなかなか海まで辿り着けなかった。


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【海はいつだっていいよね】


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【小石の浜。一粒一粒、きっとそれぞれにドラマがある】



 海は繋がっているのに海岸はどこも違うよね。
ここは砂ではなく小石の浜だった。
 釣り人(シャケ釣り)が多くて思い切ってギターが弾けそうにないので、しばらく風を受けて、その後、待合室で曲を作ろうと駅へと戻った。


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【竹浦駅にて】
夕陽に変わりつつある、まだクリアな太陽を全開に受けているこの駅は素敵だった。
ギターを持つ前にカメラを持ってしまうありけん(早く曲を作りなさいよ!)。



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【花と沿線はよく似合う】



 17:30鷲別(わしべつ)駅到着。
香苗さんが愛娘と迎えにきてくれた。
久しぶり!

 やがて藤浦君も帰宅して、およそ6年ぶりの再会を果たしたのである。
おーおー、おー、おー。
なんかくすぐったい感じ。


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【まるで新宿のよう】



 近所の回転寿司でみんなで夕食。
びっくり、すごく美味しくて安いと。これが北海道か、、。
そしてなんと、ごちそうになってしまった、、。

 帰宅後は2歳のみさきちゃんと絵本を読んで過ごした。
「ありくん」とつたなく呼ぶからもう、かわいくてたまらない。

 幸せな家庭にお邪魔した時って自分も幸せな気持ちになるのだけど、決まって複雑な感情にもなる。
家庭を持たず、自由に夢を追い続ける者の宿命なのかもしれない。

 人は常に選択をしている。
いつだって数ある選択の中から一つを選んでいるのだ。
だけど振り返るとその道は絶対に1本。
やはり、だれもが自分で自分の人生を築いているんだね。

 自分は、藤浦君や香苗さんが多くの選択をして、その結果ある今の生活を尊敬している。
他の仲間に対してもそうである。


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【AM6:50 もう、朝からよくやるよ…。藤浦もまだまだバカだな】



 朝早く、少し寝坊したありけんはバタバタと鷲別駅(ありけんは最初「たかべつ」と読んでいた。バカ)まで送ってもらい、藤浦君とお別れした。
 平日にも関わらず、本当にありがとう!
お世話になりました。

 しかし、藤浦君のジャンプ、高いよね。



 その5へ続く…
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by KeN-ArItA | 2010-09-06 14:30
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