3/11の夜、ありけんは渋谷のネットカフェで過ごした。
隣の部屋(ペアシート)から聞こえてくる若い女性2人の会話は、すごく間の抜けたものだったけど、それでも被災地を心配する内容だった。
現在関東では調整停電があるとかないとか、よくわからない状態で困惑気味。
だけど東京電力は、少しでもみんなの生活がよいようにと思って判断しているように感じる(裏目に出てるけど:笑)。
ありけんもせこせこと節電中。
被災地の方はもちろん、原発の職員も政治家も東電も鉄道も警察も、その他たくさんの人達も寝ずに戦っている。
頑張って!!という思いだ。
岩手に在住していた頃、沿岸地域には釣りをするためによく行った。
小さな入り江や防波堤がたくさんあり、根魚がたくさん住んでいるのだ。
あちこちと釣り歩くのだけど、地域ごとの要塞のような坊波壁や水門をあんぐり見上げて、その力強さに感動したのを覚えている。
東北は地震大国なので、はっきり言って地震にはみんな慣れている。
あたふたしている自分に冷静に対処法を教えてくれたのも東北の仲間だった。
いつだったか釣りの最中に小さな地震がきて、みんなで車で山に駆け上がったことがあった。
その時は何事もなかったけど、つまり津波の歴史や対処法についての教育は、土地ぐるみで小さい子まで徹底されているということだ。
そんな土地の人達が、のろのろと逃げたわけがない。
胸がいっぱいになる思いだ。
三陸沿岸には仲間達がいる。
中には教師や消防団として働いている仲間もいる。
きっと生きて、団結して、みんなのために戦っているだろう。
自分のやれることはほんとに小さなことだけど、それでも元気に、やれることをやろうと思う。
東北のみんな、頑張って!!
身の危険も顧みず原発の最前線で戦っている職員の人達、頑張って!!
そして日本、負けずに進もうね!!