ありけん日記


有田健太郎の日記、エッセイ、フォトギャラリーです
by KeN-ArItA

<   2010年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧

早朝喫茶

 駅からの人の流れはよりいっそう勢いを増している。
それはまるで、荷台を上げたダンプカーからザラザラと流れ出す土砂のようだ。
刻々と流れてゆく朝の一時間、人の流れは比例どころではない。
 人の流れがモノクロに見え始めたら注意!
毎日、颯爽(さっそう)とカラフルに歩いてゆきたいものである。


 青空喫茶はシーズンオフ。この寒い中やってられないからね。
温々の喫茶店で居心地のよさそうな一席を探すのだ。

 店には、同じようにラッシュを避けるために早く到着した人達がそれぞれの時間を過ごしている。

 仕事や勉強をしている人。
 目を閉じて朝の音楽を楽しんでいる人(もしかしたら寝ている)。
 コーヒーを片手に本を読んでいる人。
 モーニングを食べたらすぐに人の流れに戻ってゆく人。

 よく見れば毎日同じ席に座っている人も多い。
ほら、あのOLさんなんていつもあの角席で勉強しているし。

 自分はこの空気感が好きだ。だけど気持のよい時間は、早朝の一時だけ。
オンピークが近づいてくると席は満席になり、バタバタとなってしまう。



e0071652_5483927.jpg




 もっとこの空間にいたい!だけど行かなければならない。
だからいいのかもしれない。
 1時間でこれをやろう!ここまでやろう!
間に合わないこともあるけれど、最近では目標に合わせて進めれるようになってきた。
 それに朝が一番冴えとうけんね。

 やがて、一人、また一人と席を立って通りの流れに合流してゆく。
外に出てゆく時に「よし!」という気持ちのかけ声が聞こえてくるようだ。


 気づけば、通りの人の流れは顕微鏡で見た血液の流れのようになっている。
そして、たまにその中の赤血球さんや血小板さんがはみ出して、ここへやって来るのだ。

 コーヒーカップを返し終えた向かいの人がマフラーを巻いている。

「よし!」

 いってらっしゃい。


 喫茶店を出たありけん。人の流れは激流のようだ。
 おー、おー、カラフルじゃないか。

「よし!」

 今日も素敵な一日が始まるのだ。



e0071652_5485527.jpg
【シクラメン】
また買ってしまった。
冬の花よね。

よくよく見ると変な花だ。
人もいっしょか。


[PR]
by KeN-ArItA | 2010-12-28 05:50

ありけんクッキング

 またやってしまった。
おでんを作って食べ終えてから『はんぺん』を入れ忘れたことに気が付くことってよくあるよね。
今日はそんな皆さんのために『入れ忘れはんぺん』のための美味しいレシピを紹介します。

 以前もまったく同じミスをして、残ったはんぺんをみそラーメンに入れて大失敗したありけん。
いったいこの世に『サッポロ一番みそラーメン』に入れて合わないものなんてあるのだろうか?
お手軽そうで実は厄介なはんぺん。
今回はこれ使って、ほっぺが落ちそうなくらい美味しいものを作ると決意したのだった。

 しかしいろいろ考えても「醤油ラーメンに入れる」ことくらいしか浮かばないありけん。
危機を感じ、『ネットで検索』作戦に出た(はんぺん おでん以外の食べ方→検索)。
 意外にもいくつかのレシピが出てきたことに驚いた。みんなおっちょこちょいなんだな。

 チョイスされたレシピは、チーズを挟んでフライパンで焼くというものだった。
こんがり焼けたはんぺんの間から、熱々のチーズがとろーりとろけ出している絵が頭に浮かんだ。
これは、もう、まずい訳がない。楽勝である。

 早速買い物に出かけたありけん。
 チーズだけでなくベーコンも挟んでやろう。はんぺんバーガーだ!
アイデアはどんどん出てくる。さすがはクリエイター(自称)。



e0071652_1141562.jpg
【材料は揃った】
入れ忘れのはんぺんが一つしかなかったので、さらにもう一つ買い足している(本末転倒)。
レジ横ガラスケースの誘惑に負けてチキン(Lチキ)まで買ってきている。




 テレレッテッテッテッテ!テレレッテッテッテッテ!
テレレッテッテッテッテッテッテテ…(3分クッキングのテーマ)
 もう超ノリノリである。



e0071652_11261367.jpg
【料理は順調!?】
うわぁ…。
すでに割れてしまったはんぺん。
我慢できず、かじられたLチキも見逃せない。



 まだまだ超ノリノリのありけん。


e0071652_11291817.jpg
【できたー!できたよー!】



 ちょっとちょっと、これは80点って感じじゃない?
外はパリパリ(焦げてるだけ)、中はじゅじゅっとムースのような箸触り。
そして、とろけ出すこのモッツァレラチーズ(ただのチーズ)。

 一口食べて、、、う、うまーい!

 この味を表現するのは難しい、なんと言っていいだろうか、、。
はんぺんが魚で出来ているのを思い出させる生臭感と、ベーコンの油ギッシュたっぷりな食感。
さらに和の風味を台無しにしているとろけるチーズ。
この3つが決死の殴り合いをしている感じ。

 2口目を食べて、、う、う、、まい。

 さあ、この争いの先に楽園ははるのか!?



e0071652_11531337.jpg




 まずいって。

 争いはジャンルが変わっても何も生まない。

 もう、全然ダメ、、。
 
 このまずさをみんなにも分けてあげたい。

 こんなことならLチキ残しておけばよかった(挟む前に食べてしまった)。 
 
 なにが80点だ。
80点なままにしといてやるが1000点満点にしてやる。
 
 決定的なことに気づいた。
おれ、はんぺん自体が好きじゃない。
 だいたい。いったいなんなんだこの食べ物は。サメか?
なんでサメなんだ?なんでこんなに白いんだ。

 うう、、。


 ありけん自信作の『はんぺんバーガー』は失敗に終わった。
 しかし!これはありけんがはんぺんを嫌いだからかも知れない。
はんぺん好きな人に食べさせれば、ビックヒットにはならずとも密かなブームになるかも知れない。
 もしくは、罰ゲーム用ってのもありだね。
この勝負に負けた人は『はんぺんバーガー』ね。みたいな。
うおーー!ぜってー負けられねー。みたいな。


 ここまで書いておいてなんだけど、はんぺん好きのみなさん。レッツトライ!




e0071652_1214997.jpg
【もみの木高し】
冬の青空はいいよね。



e0071652_12152078.jpg
【高圧線の張り方】
高圧電線はどうやって張るんだろうね?誰かが言ってた。
確かに、どうやって張るんだろうね。
ヘリコプターかな?
家の間を走らせてから1000人くらいで持ち上げるのかな?
いずれ、関東平野はでっかい。
[PR]
by KeN-ArItA | 2010-12-24 12:35

日々は秒針、季節は長針、時代は短針

 電車の中、隣を見ると高校生が参考書とにらめっこしていた。
そうよね、もうすぐ受験シーズンやもんね。
 参考書の大事な部分は赤ペンでなぞられてある。
その上に赤いシートをかぶせて一人問答しているのだ。

 ずっと以前、ライブの時だった。
対バンの人(知人の女性アーティストだった)が新曲の歌詞を覚えきれてないからと、楽譜の自信がない箇所をあえて赤ペンで書いていた。 
 しかし、本番になって照明が赤になる度に歌詞が消えてしまうらしく、大変そうだった(見ていておもいっきり笑ってしまった)。

 そういえば先日、パラパラカードで勉強している女子高生を見かけた。
パラパラカードとは表に問題(単語や熟語など)、裏面に答えを書いて持ち歩くカードの束だ。
自分もよく作ったけど、作ったことに満足してちっとも覚えることはなかった。
 懐かしい。時代が変わってもこういったやり方はまだ残ってるんだね。

 時代はどんどん便利になってゆく。
 考えたらこういったブログなんてのも無かったわけやしね。
 音楽だって小さな機械に1000曲も入れて持ち歩けるし。
高校の頃、毎朝、今日はどのカセットを持って行こうか悩んでいた時代がえらい昔に思える。
あとは車が空を飛んで走ればもう十分なような気がするけど、発展は続いてゆくんだろうね。


 あと一時間でリハーサルだ。
 今日は時間があったのでおでんを作った。
なんだかんだと時間がかかってしまったけど、美味しいはず。
メンバーに食べさせるのだ。

 あいつらちゃんと予習してきたかな。
まさかフジッコ、今日のリハを忘れているってことないだろうな。
コージは久しぶりだから場所を忘れたりしてないだろうな。
かずみは、おでんとごはんを持たせると、きっとパンダみたいになるだろう。

 楽しみやね。さあ、スタジオの準備をしよう。



e0071652_1875623.jpg
【気持ちが広がる】
近所の帰り道、葉を落とした大木。
カラスの3世帯住宅があらわになる。
青空に映えるね。



e0071652_18101957.jpg
【冬がやってきた】
すでにかなり着込んでいる。
マフラーをきゅっと締めて。
さあ、行こう。



e0071652_1811572.jpg
【猫の違和感】
セメント塗り立ての文字なんて、猫には読めないのだ!
そろりそろり、、なんかおかしいぞ。



e0071652_1812162.jpg
【グラデーション】
寒ければ寒いほど、風が強ければ強いほど、夕焼けはきれい。
[PR]
by KeN-ArItA | 2010-12-15 18:14

東京タワーに登る理由

 東京タワーへ来ていた。
一度は行きたいと思っていたのだけど、まさか仕事で来ることになるとは。
 しかし、大きい。
ああ、東京タワーだ。やっぱり日本は東京タワーやね。嬉しくなる。



e0071652_17321748.jpg
【芝公園の小川にて】
タワーの回りには芝公園があり、古い木々が都心を忘れさせてくれる。
ありけんの休憩は、そんな公園のベンチと決まっている。




 夕方帰路につこうと思ったありけんだが、思い出したことがあった。
たしか後輩が、東京タワーの展望台で働いているということだった。
 なんだか急に登って会いに行きたくなった。
しかし、以前の話しでもうやめているかもしれないし、今日は休みかもしれない。
さらに展望台までは1420円ときている。

 うーん、どうしよう、、。

 迷うくらいなら行ってみよう!

 超高速エレベータは飛行機のように登ってゆく。
こういうエレベーターに乗ると、いろいろ想像してしまう。

 「チーン、お待たせしました。最上階『天国』でございます」
 
 「みんな、行っちゃだめだ!戻るんだぁ!」
 
 「なにいってるんだ、ここは天国だよ。さあ、君も行こう」

 「現実から逃げてはいけない!一緒に戻るんだぁ」

 「空気もきれいだし、美女もいっぱいだよ」

 「…僕も行っちゃおっかな」

なんてね。


 そういえばエレベーターガールの制服、かわいいな。
さなべぇ(そう呼んでいる)もあれを着ているのか。なおさら見てみたい(おやじ)。

 エレベーターはぐんぐん上がってゆく。
もしいたら、さりげなく地下鉄の入り口はどこか尋ねてみよう。

 

e0071652_1759228.jpg
【いたー!】
もう、二人で大騒ぎ。岩手っ子の澤内早苗。
彼女は、ひまわりのようなシンガーソングライター。ステージはなおさら素敵。
しかし許可はもらっているとはいえ、こんなことブログに書いてよいのか?
ごめん、さねべぇ。




 みんな夜景を撮影しているのに、受付嬢を撮影しているありけんは完全に危険人物。
だけど来てよかった。心がぱぁっとなったよ。
 ありがとう!さなべぇ。


 満足したありけんは、特別展望台へと向かった。



e0071652_1824226.jpg
【町は夜の始まり、空はまだ夕焼けの中】


やっぱり外に出ないと迫力がない。
だけど、展望台の雰囲気は独特でいいよ。


e0071652_18431659.jpg
【大展望台。夜は大人の雰囲気やね】




 下りのエレベーターはタイムマシーンのよう。
落下しているのに比べたら、幾分ゆっくりだ。

 ライブによく来てくれるお客さんが、以前東京タワーを階段で登ったと言っていた(希望すると登れるらしい)。
信じられない、、よくやるよ。
ライブをやる方もやる方だが、見に来る方も見に来る方だな。だいたい似ている(感謝してます)。


 「チーン…、お待たせしました『地獄』でございまーす」
 
もういいって!



e0071652_17261669.jpg
【楽しくなってくる】




 再び地上に降りて、敷地内のイルミネーション広場でコーヒーを飲んだ。
 写真を撮り始めてヒートアップするありけん。



e0071652_18573923.jpg
【夜っていいね】



 写真を撮っているとだんだんアングルに飽きてくる。
回りを見ても、大勢の人が同じように写真を撮っている。
同じようなアングルなら性能がいいカメラに負けてしまう。
なんとか自分にしかできない表現はないだろうかといつも考えてしまう。

 今回は、上を見ずに下を向いて表現してみようと思った。
そこで生まれた作品がこれです!



e0071652_1972783.jpg
【マンホールの気持ち】



 誰よりも長く東京タワーを見上げている、マンホール君。
鉄とは思えない暖かさと、アンニュイな表情が素敵。
たくさん撮っていると愛着までわいてくる(バカ)。
 「マンホールなんてどこも一緒」だなんて言わせない!
こいつは六本木や赤坂のマンホールとは違う。分かるでしょ?
 大勢の人が上を向いている中、一人マンホールを撮影しているありけんはやっぱり危険人物。



e0071652_19131048.jpg
【こいつは、いいマンホールだ】
しかし『N』ってマークはなんだろう?
北に位置しているのか?それとも港区の何かを表すのだろうか?調べてみた。
まず、『マンホール』でなくて『Nホール』と言うらしい(ちょっとかっこいい)。
マンホールが地中で円形で大量スペースなのに比べて、『Nホール』は楕円形で小スペースらしい。
うーん、こいつは実は近代型なんだな。
未来、また東京タワーにに来ることがあったら、この『Nホール』を探してしまいそう。




 海外らの観光客、地方からの観光客、カップルに家族連れ、会社帰りの人達…。
たくさんの人がそれぞれの思いで、暖かい色で建っているシンボルを見上げている。
いろんな思いがあるだろうが、雰囲気は間違いなく前向きだ。ここは暖かい。
 
 もしかしたらそう思えるのは、先程、後輩と再会できたからかもしれない。
 自分には、ふと思い出し、会いたいと思える人がたくさんいる。
中には叶わない人だっているし、たいていは会いには行かないが、思い出すだけで少し暖かくなる。



e0071652_1936841.jpg
【そんな季節】



 広場にはウィンターソングが包み込むように流れていた。
もう帰ろうとしたとき、サラ・マクラクランの曲が流れてきた。
 再び腰を降ろして、幸せな気持ちと感謝を幾分笑顔にかえてみた。





【Sarah McLachlan(サラ・マクラクラン) 『Angel』 】
カナダのシンガーソングライター。
清純派デビューの彼女だったが、いろんなことがあったのだろう。
最近、なんとなく好き。
[PR]
by KeN-ArItA | 2010-12-03 20:21


twitter
以前の記事
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
記事ランキング
画像一覧