ありけん日記


有田健太郎の日記、エッセイ、フォトギャラリーです
by KeN-ArItA

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2014年9月『イリオモテヤマネコを手なずけよの旅』【3】

 東シナから環礁にぶつかっては砕ける遠くの波音。
それに混じって聞こえてくるギターの軽音。
音に歩めば、そこには日に焼けたありけんが朝陽を受けてまどろんでいた。 



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【西表島内陸部にて】




 旅三日目、今日の指令は3つもある。

○引き続きヤマネコの捜索。
○沖縄県唯一の炭坑遺跡『宇多良炭坑跡』を目指せ。
○星砂の浜で噂の星砂を採取しろ。

 宇多良炭坑跡はジャングルの中にあり、一人ではゆかないよう喚起されていた(事前調査)。
夕方には石垣島に戻るため残された時間も考えて練り出された作戦は、宇多良炭坑跡近辺でヤマネコを探すというシンプルかつ完璧なものだった。



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【お気に入りの庭】
9月終わりの西表島は、本土で言う真夏のような寝苦しさ。
エアコンを付けてもぜんぜん利かなかったり、シャワーがちょろちょろだったりとご機嫌なこの宿だったが(自分はわりとこういうノリは好き)、海へとつながる庭はお気に入りとなった。




 朝食後、出発の準備を終わらせ浜辺でギターを弾いていると、昨晩、夕食に遅れてやってきた男(推定28歳)が声をかけてきた。
アバンチュール彼女も紳士なイギリス人もバスで出発してしまったという。

 あー、暇だなぁ、今日は何しようかなぁ。
何も考えてこなかったからなぁ、と言っている彼。

 お前、昨晩、のんびりしに来たと言っていたじゃないか。のんびりしろよ。

 ふとありけんの頭に『炭坑跡には一人では行かないこと』という注意書きがよぎった。
彼もジャングルに連れてゆけば、、ハブ君に噛まれる確率は二分の一に減るではないか。
 なーんて考えたりはしないのである。
やはり彼にはのんびりしてもらうことにして、宿を後にした。



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【島の地図(パンフレット抜粋)】
右下の大原港から左上の宿までは1時間30分程はかかる(時速40キロ制限なので)。
道は右回りの一本道で、左回りはジャングル未開の地。




 10:15、浦内川の脇に車を止めて、いざ出発!



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【木漏れ日の道】
道のりは1000m程と記されている。
ヘビ、蜘蛛巣よけの棒を握りしめる。




 悪路を覚悟して来たのだけど、そこそこしっかりした遊歩道じゃないか。



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【川沿いを行く】
気水川を覗き込めば、いるいる、でっかい魚がたくさんいる。




 川沿いとあって常にいろんな生き物の活動音が聞こえてくる。
鳥やセミ、虫はもちろん、カニだったり、ヤドカリだったり、トカゲだったり、、。
カサカサカサ、、落ち葉が常になっている。
こりゃいるな、ヤマネコ。



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【ジャングルっぽくなってきた】
川なのか海なのか、そんな水の中に樹々が散在している。




 日射しが入る場所は、とたんに汗だくになる。
スポーツドリンク1Lもどんどん減って、タオルもヌンチャクみたいに回せるようになってきた。
これは、午前でよかったな。



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【カニの巣?】
道沿いにはこういった何かしら生き物のでっかい穴がたくさんある。




 そしてついに、着いた。



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【宇多良炭坑跡】
宇多良炭坑(うたらたんこう)は、南西諸島の西表島を流れる浦内川支流宇多良川付近において1935年(昭和10年)から1943年頃まで稼働していた日本最南端の炭鉱である。
最盛期は労働者の娯楽のため300名を収容できる集会場が建てられ、芝居の上演や映画の上映が行われていたという。



 これは、すごい。


 今ではとても想像がつかない。
遺跡はジャングルの樹々に飲み込まれつつあった。



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 生命の力強さと時代の流れの無情さをしみじみ感じつつ、ありけんはヤマネコの捜索を始めた。
遊歩道(1キロの間、すれ違った人は1人いた)は遺跡までだけど、それより先に道はない。
しかし、樹々が高く生い茂っている分歩きやすくはある。
ありけんはさらに川沿いの獣道を進むことにした。



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【食器片や空き瓶等も見つけることができる】
ビールの銘柄はキリンビールだった。




 耳を澄ませて、目を凝らし、棒で草を叩きながら進んでゆく。
ムンとした落ち葉にヤマネコのフンなどないかも見ている。
一歩一歩緊張に進んでゆくその時だった。
 
 キャハっ!
 はははーっ!!

 なぜだー。

 浦内川ジャングルクルーズ、カヌー2時間体験コース(4,000円)、通過中。

 お前ら、ジャングルなめてんじゃねーぞ!!
まったく、緊張感台無しじゃないか。
よそでやれよそで(お前が一番ナメている)。
まったく、何がカヌーだ、、(やってみたい)。


 そしてまたしても。
しっ、動くなっ!!



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【緑のトカゲ】
初めて見た。
捕まえようと思ったが、しっぽの先に黒く尖った鉛筆の芯のようなものが付いていて、
なんか、やめておいた。




 さらに進んで、いよいよマングローブに阻まれた場所に来た時だった。

 そこだぁー!!



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 すみません、やっぱりいませんでした。
写真は、2012年ツチノコの旅、宮崎青島の道路でお腹を出して寝ていたニャンコを起こした時に撮ったやつ。
 猫は犬と違って人類がいなくなっても生きてゆけると言われているが、こいつは絶対無理である。



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【本物のイリオモテヤマネコ】
せっかくなので、お土産で買ったハガキ写真を。
なんて凛々しさ。
こりゃあ、手を差し出したら絶対噛みつかれるパターンだな。
こんなのそうそうおらんよ。




 旅のメインとなる指令1『イリオモテヤマネコを手なずけよ』は、惜しくも達成されなかった。
しかし後日、まさか天然記念物でもあり絶滅危惧書でもある生物と出会うことになるなんて、この時の汗だくありけんは思ってもみなかった。

 とはいえ、指令2『宇多良炭坑跡巡り』は無事達成、生還することができた。
残り3つも期待していてほしい。

3:星砂の浜で星形の砂を発見せよ。
4:旅中一曲(旅の間に一曲作りなさい)
5:ちっこい傘が付いたようなショートカクテルで砂浜トロピカルタイム。



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【西表島、道は全て海沿い】
きれいな白砂浜もある場所にはあるのだけど、全般少々荒っぽい感じ。
川口気水域は、だいたい絡み合ったマングローブである。



 次回は、星砂ビーチと素敵な宿。
ようやく華やかな南国旅らしくなるのか?!
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by KeN-ArItA | 2014-10-28 06:53

2014年9月『イリオモテヤマネコを手なずけよの旅』【2】

 旅二日目15:00。
チェックインして、向かいの浜辺でオリオンビール。
海に入ったり、カニやヤドカリ達と戯れる至福タイムである。
この風景を見た者は、ああ、東京から来たいつものゆるゆる観光客だなと思ったに違いない。
しかし、このゆるゆる観光客男、夜中に向けてとんでもない計画を胸に秘めていた。



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【西表島、南風見田の浜近くにて】



 そもそもイリオモテヤマネコってなに?といった素人ちゃんのために説明しておこう。



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【看板抜粋】
ふむふむ、鳥類、ヘビ、トカゲ、コオロギなどを捕食とは、これまたワイルドだな。
おいおいネコ缶で大丈夫か?(素人ちゃん)




 ちょっとまて、こんなでっかい島に100頭程しかいないのか、、。
しかし、この真実を前にしてもなおありけんが強気でいれるのには訳があった。



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【ジャーン!!】
またしても裏目に出てしまう目撃情報図。



 すでに張り込む場所は決めてある。
日が落ちるまで西表の夕凪を満喫しようじゃないか。



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【15:00のオリオンビール】



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【集落散策中】
火山岩の石垣がとてもよい味を出している。
集落では年に1度のお祭りの後夜祭が始まっていて、ずっと民謡が流れている。
その土地の自然の姿、リゾートでないよさはこういったところかもしれない。



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【ヤドカリでかっ!!】
うりうりといじめてみる。


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【いでででっ!!】
流血の仕返し。




 19:00、1階の広々とした食堂に夕食が用意された。
宿泊客は4組いるようで、長いテーブルに斜め向かい合うように4つの膳が置かれていた。
やがて、右斜め前の席に30歳くらいの女性、左斜め前の席に年齢不詳の外国人が座った。

 この配置は、一人旅同士が情報交換したり、旅の話をしたり、新しい出会いになったりすればいいというこの宿の粋な計らいであった。
 もう1人はまだ降りてこないのでと女将が食事の説明を始めた。
 


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【地元料理】
味付けが薄くて好み。




 黙々とした食事時間が進んでいた。
ありけんはこうみえて人見知りである。
出会いやワイワイといった旅情が好きならばユースホステルを選んでいる。
一人宿を選ぶからには、向かいの二人も同じであろう。

 しかし、気まずい、、
これならばそれぞれが別のテーブルで好き勝手に食べていた方がまだましじゃないか。
誰かしゃべってくれ。

 この焼き魚、身と骨がはずれにくく、そのあまりの食べずらさに思わずありけんが漏らした。

「この魚、うまいけど食べにくいね」

 一瞬にして氷は砕かれ、堰を切ったように会話が始まった。
なんだー、みんな話し好きやんか。


 イギリスからやって来たというこの男性、学生時代を日本で過ごして以来日本が大好きで、西表島は4回目らしく、日本語も流暢である。
同じ歳くらいかな、とても好感が持てる紳士である。

 右斜めに座る女性も笑った。
今気づいたがこの女性、、かわいいではないか。
思い返すとこの女性、夕刻に浜辺に1人でいた女性だ。
ありけんは一気に楽しくなってきた。
東京から来たと言う彼女、西表島だけでなくここらの島はほとんど行ったことがあるという。

 浴衣姿や浜辺、ゲレンデで見る女性は2割増かわいく見えるというが、旅先などでちょっとしたきっかけで出会う女性は、なんと4割もかわいく見えてしまうのだ(ありけん調べ)。
つまり、自分にとって普通(50%)の女性なら、90%もかわいくなってしまうのである。
恐るべき旅マジック。
タクシーの深夜料金どころか、楽天スーパーセールもびっくりである。



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【すっごい増えてゆく、、】
まんぷく、美味しかった。




 3人の話がどんどん盛り上がってきた頃、ようやく4人目の宿泊客がやってきた。
休みは月に1.5日程、忙しすぎてもうやってられるかっ!と無理矢理休みをとって東京からやってきたという、少々大げさな男性(推定28歳)も会話に加わった。

 みなさんどこから来られたんですか?

 (えー、また初めからかよ、、)

 その焼き魚、食べにくくないですか?

 話はさらに盛り上がった。
とても楽しい時間となった。

 みんなが飲んでいるオリオンのジョッキがうらやましかった。
時計を気にするありけん。
そう、なぜならばありけんは今から車を運転してヤマネコスポットに向かわねばならないのだ。

 なんかもう、こっちの方が絶対楽しいなぁ、、
何を言っているありけん、なんのためにここまで来たというのだ!

 あ、あの、自分、ちょっと今から行かなきゃいかないとこあるんでここで失礼します。

 この切り出しはまずかった。
西表島が大好きメンバーなのである。
夜の西表スポットがあるなんて、知りたいに決まっている。
みなの目がいっせいに輝いた。

 えっ、今からどこに行かれるんですか?

 言えない、、ヤマネコを手なずけにいくなんて、絶対言えない。
(この島ではヤマネコは神聖、守られる幻の獣として存在している)

 あの、自分、どーしても行かなきゃいならないんで。すみません!
どうぞよい夜を、と半ば強引に席を外した。



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【夜のエントランス】
虫の音が心地よい。




 20:30、準備を済ませたありけんは、ヤマネコ号のアクセルをゆっくり踏んだ。
しかし、駐車場を出たところでエントランス前に1人で立っている彼女を目にした。
車を止め、どこか行かれるのですか?と聞くありけんに彼女は応えた。

 ちょっと庭に星を見に行こうかなと思って。

 ちょ、これって、、
オリオンの三ツ星探しながら一緒にオリオンビールでも飲みませんか?(0点)
とか言ってもいいパターンではないのか!?

 ほのかな明かりの中に立つ彼女は、もはや100点近くまで上り詰めていた。
さあどうするありけん!

 南国アバンチュールかヤマネコか?

 南国アバンチュールかヤマネコか?

 南国アバンチュールかヤマネコか?



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【おらあーー!!】




 ありけんをナメるな!!

 そして流れてきたのは、沖縄ソングBIGINでもなければ、夜ドライブソングのU2でもなく、まさかの『銀河鉄道999のテーマ(ゴダイゴ)』。

 キターーー!!

 テレンテレンテレンテレンテッテン、、、
さあゆくーんだぁー その顔をあーげてー
新しいかぜーに 心をあらおーう、、

 メーテルーーー!!

 男にはやらなければならない時がある。
もう誰も今のありけんを止めることができない。



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【21:15 イリオモテヤマネコを誘い出すセット完了】
線香みたいなやつはマタタビのお香。




 あのさあ、、まず聞いていい?
なんでネコ缶じゃなくて赤貝なの?

 そりゃあ、西表島のお店でネコ缶売ってなかったからね。
(西表島は『ネコ』にとても敏感、ネコ缶なんて絶対に置いてない) 

 石垣島のとき買っておけばよかったじゃないか。

 なに言ってんだ、お前だって石垣島のコンビニで、砂肝ジャーキーこれ超新しい〜!!って興奮して買いまくってネコ缶のこと忘れてたじゃないか。

 まあ、それはもういい。肝心なとこいこう。
ライト消したら真っ暗で何も見えんやん。

 たまにつければいいだろ!

 それじゃ、ヤマネコ逃げるだろ!

(案の定、自分と自分がケンカしはじめた)

 だいたいもっと大人の南国旅ってのがあるだろう。

 どこにもない南国の旅がしたいって言ったのお前じゃないか!
じゃあリゾート行くか?

 マジョリティよりマイノリティか、、だからお前の曲は売れないんだね。

 てめー、旅先で骨格となるような音楽方針の話すんじゃねー!



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【マタタビのお香】
マタタビよりも匂いが強そうなので準備してきた。
しかし、実際匂いもよくわからない。



 
 エンジンを止めて外に出てみた。
なんだこのとんでもない星空は。
真ん中にうっすらと雲さえかかってなかったら完璧最高なのにな。
(その薄曇りこそ天の川であったと後に知る)

 前後数キロも街灯なんてない、本当の真っ暗。
大自然とは、とてつもない気を発している。
そのあまりの出力大に気圧されるようで、なんだか怖くなってきた。

 帰るか、、

 うん、帰ろう。



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【こんな感じ。ジャングルの中の一本道】
もちろん、灰一つ残さずきれいに撤収したよ。




 帰り道は長かった。

 イリオモテヤマネコをおびき出すという作戦は失敗に終わった。
あーあ、ありけん今年もダメなのかよ、、なんて思っている人もいるだろう。
ありけんをナメるなっ!!

 出て来てくれないなら、こちらから会いに行けばいいだけだろう。

 次号は、ついに発見!?
ヤマネコジャングル探検隊、出動!!
お楽しみに☆



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【宿がある粗納地区のハイビスカス】

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by KeN-ArItA | 2014-10-23 11:24

秋走る、おれ転ぶ

 夕焼けも濃くなってきたね。
福岡から帰ってきて体調を崩してしまっていたが、ようやく復活。
今朝なんてガランガラーンと鐘(復活の鐘)が鳴っている。
 しかーし、見渡せば秋も深まりはじめているではないか。
まってくれーい!!



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【静かに佇む】
秋の草花は、うんと静か。
夏の繁栄夢を胸いっぱいに溜め込んで冬に向かうのだろう。



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【産直飯山シリーズ】
先月、キノコの旅でお馴染みの久保田社長から、キノコと手作りジャムが送られてきた。
相変わらず立派なキノコだ。
さらに磨きがかかったジャム(無農薬)、これはもう作品である。
ありがとうございます!




 イリオモテヤマネコを手なずけよの旅から帰ってきて、日記もNo1しか仕上がらぬまま福岡ツアーへ。



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【福岡リフレックス】
写真はmarico band。
いつも安心の素敵ステージをありがとう!



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サポートメンバーは、永山かずみ(ギター)、大浦ともぞう(カホン)、穂坂亜紀夫(ベース)。
おかげさまです。
ありがとう!



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出演者集合写真。
初参加の惑星ナンシーも大好評。
歌心いっぱいのステージをありがとう!



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おかげさまです。
ありがとう!!




 来てくださった方々、関係者、marico band、惑星ナンシー、リフレックススタッフ、PAの方々、ありがとう!!
おかげさまでSoldout、最高にハートフルなイベントになりました。
またやれるよう頑張ります☆



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【博多ラーメンを食べるメンバー】
サポートメンバーの行動もそれぞれでおかしかった。
台風迫る中、無事帰れてよかった。
ありがとう!
お疲れ様でした(笑)



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【甥っ子姪っ子の歓迎】
ありがとう!
おれのギターが、、
また遊ぼうね(笑)




 一昨日(10/17)は、新村けんぞう君のサポートライブで吉祥寺へ。



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【出演前】
普段サポートをしてもらってばかりの自分だから、こういった経験は勉強になるのだ。
結論、サポートは難しい!
楽しくも勉強になる時間をありがとう!
これからもよろしくです☆




   旅日記やらなんやらかんやら滞っているけど、転ばないようまたパタパタ追っかけます。
更新、もうちょっと待っててね!



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【差し入れでもらった秋の色味】
すっかり暖色が似合う季節やね。
ありがとう。




 秋走る、起き上がってまた走る。
皆さんもよい季節、よい時間を!







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by KeN-ArItA | 2014-10-19 07:48

2014年9月『イリオモテヤマネコを手なずけよの旅』【1】

 3時間経つと完全に飽きていた。
そんなありけんの目を覚まさせたのは、下降する飛行機から見えはじめた島々だった。
なんじゃこれは、、
青く緑、ソーダのように淡く光っているのは珊瑚礁。
小さな窓にへばりついて覗き込むありけんは呟いた。

 きたぜ、南国、、



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【石垣島北部の高台から】




 〜2014年9月『イリオモテヤマネコを手なずけよの旅』〜



 ありけんは毎年9月、列車の一人旅に出る。
その旅で行ったことのない県が一つ、それは沖縄県だった。
なぜならば列車がないからだ。
列車はないけどもう行ってしまおうと、今年は念願の南国旅が決まった。



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【ハイビスカス】
島中、どこにでも咲いている。
ハイビスカスは草類かと思っていたら、木だった。
晴れ晴れ、艶やか。




 旅には自ら指令を課している。
これに苦しめられること多々なのだが、旅情も増して、いろんな意味で忘れられない旅になるのだ。

 今年の旅の指令。

1:イリオモテヤマネコを手なずけよ。
天然記念物で絶滅危惧種でもあるイリオモテヤマネコ。
しかし、ネコはネコである。
ゴロゴロと手なずけてこようじゃないか。

2:日本最南端の炭坑、宇多良炭鉱跡へ行け。
西表島の内陸部にある宇多良炭鉱、その歴史は深く、遺跡の写真も興味深い。
ただーし!道のりも深いらしく、決して1人ではゆくなと資料に記されてある。
しかし、誰もありけんを止めることはできない。

3:星砂の浜で星形の砂を発見せよ。
西表島の星砂ビーチにあると言われる星の砂を、お土産に持ってこい。

4:旅中一曲(旅の間に一曲作りなさい)
毎年恒例、旅先での1曲。
今年はどんな曲ができるのかな?

5:砂浜カクテルでトロピカルタイム。
やっぱり南国と言えば美しいビーチ。
そこで、ちっこい傘なんかが乗ったブルーのショートカクテルを寝っころがって飲むのが夢だった。
叶えようじゃないか。


 おいおい、旅情増し過ぎだろう。
オールクリア目指して頑張りたいと思う。



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【がっきー号】
空港隣にあるパラダイスレンタカー。
5日間借りて5,400円(税、免責込み)という脅威の安さ。




 旅初日、15時に石垣空港に降り立ったありけんはすぐに手配していたレンタカーに乗り込んだ。
とりあえず、島の北東部(自然しかない)を目指してアクセルを踏み込む。
このがっきー号、時々ウォンウォンウォンと異音がするが、まあかわいいものである。



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【農道】
幹線をちょいと曲がればどれも農道。
これはサトウキビ畑。




 島の最端の灯台を目指すも、その景色の新鮮さ、明るさに脇道に逸れてはしゃいでばかりで、ぜんぜん進まない。



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【吉野の浜にて】
島の道は海沿いなのだけど、茂みを突っ切って楽に浜に降りれる場所はそう多くない。
茂みに駐車スペースのあるよい場所を発見。
さっそく初めての南国浜へ。
寄せては返す珊瑚の破片を拾い上げて陽にかざし、叫ぶ。


 

 浜が白くて深呼吸すれば、胸の内がうおーんと広がってゆく。
きたよー、南国!



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【石垣島最北端、平久保崎にて】
17時くらいなか、岬の突端にてパチり(撮影者:近くにいた外国の旅人)。
すみませーん!カメラ、OK?
ノーノー、ユーがおれを撮る。OK?
このボタン、押す、OK?
イエス!イエース!
さすがは英検4級、完璧なジエスチャーである。
しっかり撮れてた(笑)
ありがとう!



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【平久保崎にて】
風が気持ちいい。




 島の日暮れは遅く18時を過ぎてもまだ沈まない。
水面ぎりぎりに投げた石が跳ねながら飛んでゆくような夕陽を受けながら、ホテルへ向かった。
島の端から端までだいたい車で1時間45分くらいかな。

 市内に入るとようやくお店やコンビニが見えてくる。
ラーメンを食べてオリオンビールを買い込んだありけんは市内のホテルへ到着。
ベランダから見える星空は大っきかった。



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【南国チック】
3700円程だったけれど、朝食も付いててよい雰囲気だった。
南国の建物は台風対策でコンクリート式が多く、なんか部屋も広くてギターも弾けるのでよい。




 旅2日目。
このホテル、Wi-Fiがあったので助かった。
早朝に2時間程、バタバタ仕事を済ませたありけんは車に飛び乗った(早くもバタバタ)。

 2日目はいよいよ西表島に渡る。
港近くにレンタカーの支店があって、車は勝手に駐車していってよいとのこと。
すごいよねこのパラダイスレンタカー。
というかけっこう適当な感じである(オススメ)。



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【大原航路、9:40連絡船出発】
この連絡船、室内用客室は冷房もあって座席も快適なのだが、後部の客席はワイルドである。
どちらかを選べと言われたら、潮風としぶきを浴びながら行く後部(写真)に座るに決まっている。
テンション高かったありけんも他の観光客も次第に閉口。
とってもうるさくて、とっても暑くて、熱かった。




 10:30、西表島(大原)で再び車を借りる(ヤマネコ号)。
カーナビは付いてないんですか?
この島、道、1本なんで。
なるほど。。



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【南風見田(はえみだ)の浜】




 西表島はほぼジャングルで、道はぐるっと1周回っているわけではない。
端から端までといった感じなのだ(1時間50分くらい)。
その端の一つ、南風見田の浜へ向かった。



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【南風見田の浜】
車でゆける一番端の浜は、とても美しかった。



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きれいと言っても、茂みには流れ着いて飛ばされたゴミを見つけることができる。
だいたい海外から流れ着いたもののようだ。




 2日目の宿泊があるのは島の反対側の方。
初めて目にする樹々や浜に、車を止めては感嘆しながらゆっくりと進んでゆく。



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【キター!!】
島全体、絶滅危惧種のイリオモテヤマネコには敏感な様子である。
そりゃそうだ、100匹程しか生息していないのだからね。
事故で怪我したり、死ぬこともあるらしいのだ。
目撃情報があったポイントにはこういった減速を促す看板が立てられる。
この島に行くと気づくが、ヤマネコを見に来ました!なんて軽々しく言える雰囲気ではない。



 看板ごとに減速しながらもありけんのテンションは上がる。
いる、ヤマネコはちゃんといるんだ。
 逆に言えば、夜ここで待ち構えていればヤマネコに会えるではないか!?
ああ、不運にも裏目に出てしまった看板。



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【二日目の宿】
島の反対側に位置するこの宿。
浜に続くグリーンの庭がとても心地よい。




 15:00にチェックインして、向かいの浜辺でオリオンビール。
海に入ったり、カニやヤドカリ達と戯れる至福タイムである。
 この風景を見た者は、ああ、東京から来たいつものゆるゆる観光客だなと思ったに違いない。
しかし、このゆるゆる観光客男、夜中に向けてとんでもない計画を胸に秘めていた。


 ヤマネコ大作戦、今夜、ついに始動。
次号を見逃すな!



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【石垣島の浜にて】

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by KeN-ArItA | 2014-10-06 18:36


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