始発電車に乗っていた。
外はまだ真っ暗。
こんなに朝早いのに、けっこう乗客がいるんだね。
外のように寒い車内。
ヒーターもまだ温まってない。
電車やディーゼルカーは、エアコンはすぐ効くのに暖房は遅い(最新型はそんなことはない)。
うー、寒いよー。
そうだ、真冬の早朝は『モハ』『キハ』系だった。
高校の頃、始発で通学していた時期があった。
朝早く学校へ行って勉強するという目的があったからだ(実際は全然勉強してなかった)。
朝早く乗る列車は、昼間と違い無機質で寒かった。
しかし、エンジンがついている車輛はいくぶん暖かいのだ。
床から響くディーゼル音とともに、床暖房のような暖かさが感じられた。
JRは、車輛の下の方に『キハ』『クモハ』などの表記がなされている(私鉄は表記してない会社もある)。
それは車輛のタイプを表している。
デーィーゼルエンジン車輛は『キ』(線路のうえに電線が無い列車)、モーター車輛は『モ』(線路の上に電線がある列車)。
さらに客車は『ハ』、運転席がある車輛を『ク』、付随車輛には『サ』、グリーン車には『ロ』などである。
例えば『クモハ』だと、運転席があり、エンジン(モーター)があり、客席もある車輛ということになる(先頭車輛であることが多い)。
『キハ』だと、ディーゼルエンジンが付いている客車である。
つまり、寒い朝は『キ』か『モ』と記された車輛に乗れば、幾分暖かいのである(ありけん説)!
しかし旅先で『キハ』や『クモハ』車輛に乗り合わせると、エンジン音がうるさくて音楽なんか聴けたものではない(ローカル線は旧型が多いのでうるさい)。
旅に出る時は『クハ』『サハ』などの車輛を選んで乗ることにしている。
西武線は座席の下、端から2番目にヒーターが付いている。
ちゃっかり端から2番目の座席で小さくなり、ほんわりと足に当たる暖気に幸せを感じているありけん。
あー、暖かいなー。
エンジン音が聞こえるこの車輛はどうやら『モハ』のよう。
んん〜
あんまり関係ないかも。
東の空が、焦げたような暖かく透き通った色彩を広げ始めた。
朝だ。
今日も全力の一日が始まる。
さあ、頑張ってゆこう!
【鉢植え、仲間入り】
駅から家までの中間地点にある花屋の店頭陳列攻撃に負けてしまった。
バラのようなこの花は『プリムラ・ジュリアン』。
バラ科ではなくサクラソウ科らしい。
一足先に春の香り。
うれしいね。

かなり準備が整ってきている『カランコエ』、じわじわと伸びてきている『水仙』。
ベランダチームに仲間入り。
春が楽しみやね。