「怖がってちゃダメです!
まあ気持ちは分かりますけど、どーんと行くしかないですよ。
セミさんなんて7年ですよ、7年。
クワガタさんだって、3年かかる種類だってあるんだから。
それに比べたらあなたは半年間なんだから、土の中の思い入れはまだ少ない方でしょう?
まあ、王者というプレッシャーもあるでしょうが、、。
怖がらないで。さあ、もう戻ってサナギになりましょう」
「いやいや、そんなこと言ってたらカブトムシさん、あなた一生幼虫のままですよ。
変化を恐れちゃダメ。」
「そう、その調子!頑張って下さい。お大事に」
ここは『ありけん何でも相談室』。
様々な相談者達ががやってくるのです。
おや、また誰か来たようですね。
それではありけん先生、よろしくお願いします。
「なるほど。
それは確かに深刻ですね…
なんせ梅雨で湿度がすごいですもんね」
「自分的には、そのままでもよいと思うのですが…、やっぱりプライドが許さないんですよね?
うーん、灯台もと暗し。
確かに、あなたにカビが生えていると説得力がないもんなぁ。
しかし、皮肉なものですね。他のカビはどんなものでも落とせるのに…」
「そうだ!抗菌にしてもらうってのはどうですか?」
「え、予算出してもらえないんですか?」
「いやいや、会社に掛け合ってみましょうよ。
私も一緒にお願いしにいきますよ。
『カビキラー(抗菌)』って売り出し方にしてもらえばいいじゃないですか」
「え?抗菌は表示しなくていい?
でも、せっかく抗菌にするなら『抗菌』って表示してもらいましょうよ」
「え?殺菌が仕事のカビキラーさんに『抗菌』って表示は恥ずかしいのですか?」
「分かりました。
それじゃ、『New!カビキラー』ってのはどうですか?」
「うーん、それじゃどういった名前がいいのですか?」
「わかりました。じゃあ『カビキラーMax!』で。
じゃあ今度の水曜日に、一緒に担当者のとこに行きましょう」
「え?大丈夫ですよ。
まず私が説明したあと、カビキラーさんが思いの丈をぶつければよいですから。
くれぐれも興奮して液を吹きかけないようにね。
お大事に。」
他人からみて些細なことでも、本人からしてみるとそれは重大な悩みだったりする。
みんな悩みと戦いながら生きているのだ。
カランカランカラーン…
次の方、どうぞ。
ありけん相談室には今日も誰かがやってくる。
「これはこれは、ゴルフボールさん」
「え?もうやってらんない?
まあ、まあ、、」
【キキョウ待つ】
2ヶ月ほど前に買ってきていたキキョウが花咲きそう。
キキョウってどんな花?
楽しみだ。
【中ガモ】
近所の川のカモ親子。
かなり大きくなったね。
みんなで毛づくろい。
【おはよう】
キキョウ咲く。
いつの間にか咲いていた。
しっとり、地味できれいやね。
一房入魂。
種できるかな。
今日の湿度は80%近く。
ううー。
梅雨進む。