家族の誕生日にはそれぞれ電話をすることにしている。
しかし毎年、妹の誕生日だけが9/6だったか9/9だったか分からなくなる。
メモしてればいいやんか!と言う声もきこえてきそうだが妹の誕生日くらいはメモせずに覚えておきたいものである。
それに毎年恒例になってきているこの迷いが楽しみになりつつあるのだ。
確か去年は当てたが一昨年ははずしたような気がする。
9/6か9/9かが分からなくなるのには訳がある。
弟の誕生日が6/9で母の誕生日が9/18なのだ。
3の倍数、6の倍数、9の倍数と入り乱れている。
ダヴィンチコードもびっくりである。
その間にある妹の誕生日が分からなくなるのも無理はない。
今日は9/6。
先ほど思い切って電話してみた。
探るような会話なんてしない。
潔く頭から「おめでとう!」これが兄からの愛だ。
しかし、今年ははずしてしまった。
9/9だったのだ。
寝がけに起こされた、まだ少しでも年をとりたくない年頃の妹は、早く年が増した気分になったとブーたれていた。
ここで誕生日をメモしたり覚えようとしてはいけない!
来年の楽しみがなくなるからね。
それでもわりと話した後、元気でねと終えた。
ありがとう妹。
早く結婚しろよ(これ言うと怒る)