影は重くしっかりと大地に落ちていて、傾き始めた太陽を手でかざしながら見上げた。
どこかの軒先の風鈴が風を教えている。
木陰に入ると大きく息をついた。
夏だな。
【見上げてヒマワリ】
おいおい、でっかいな。
選挙当日はイベントの打ち合わせや撮影があるので、早めにすませた投票の帰り道。
実は散歩もしたかったのだ。
【川沿い木陰にて】
うーん、すでに日焼けしている。
帰り道は、遠回り川沿いCコース。
一番暑い時間帯とあって人もあまり出歩いていない。
【もっさり黒目川】
夏草が伸び放題の黒目川。
そろそろ刈り込みが始まる時期。
【振り返って、西武線】
勢いよく駆けてゆく。
夏の列車はよいねぇ。
【木漏れ日路をプラプラとゆく】
影はちょうど等身大。
いろいろ詰まってるぞ、この影は。
【少し入ると直売所】
都内と言えど畑も多いからね。
この町の好きなところ。
時折、綿菓子をちぎったような雲が日射しに抑揚をつける。
カサカサと小さな音先をしばらく見つめて、ようやくトカゲを見つけた。
コオロギかなにかを捕まえた様子。
こんにちは!
【町は夏に覆われている】
1階マンションの短期入居、ツバメの巣を覗く。
卵が孵った!
まだ目も開かず、首元が頼りない雛が見える。
5月に巣を作ったツバメの親子はもうとっくに飛び去ったというのに、この家族はうんと遅め。
きっと始めて親になるつがいなのかもしれない。
この時期は虫が多く、餌にはいっさい困らないのだけど雛が暑さにやられる危険性が高い。
実際、過去にたくさん見てきたからね(この町はツバメが多い)。
遅生まれの雛達。
なんとか、しっかり育ってほしいものだ。
【黄色コスモス】
コスモス、好きだなぁ。
夏は進んでいる。
夜はリハーサル。
ライブ以上に瑞々しいリハーサルにするのだ。
そしてライブは、リハーサル以上に瑞々しいライブにするのだ。
今から準備にかからねば。
【家のベランダヒマワリ】
さっき見たヒマワリに比べるともやしみたいだ。
鉢が小さすぎるかな(笑)
まあ、、育て!
氷が滑ってコロンとグラスが鳴った。
影はうんと伸びて、レース越しの日射しは風でゆらゆらとしている。
よい夏のよい午後だった。
ありがとう。
さあ、進む7月。
暑さに負けずに、夏のよいところいっぱい見つけて、感じよう!!