日々が詰まってくるとすぐ旅に出たくなる(現実逃避)。
しかしそうも言ってられない。
そんな時は、がんばって午後だけでも時間を作って脱出するのである。
【西武線、特急レッドアロー号】
いつもは都心に向かう電車、逆方向に進むとちょっと新鮮よね。
1時間半もすればお気に入りの山の駅に着く。
【地味よね】
こういった風景がなんだか故郷(福岡)に似ている。
西武秩父線『高麗駅』。
10年程前ふらっと降りたのがきっかけで、それからてんてんと足を運ぶようになった。
【いつもの坂道にて】
一人タイマー撮影は被写体がいないためピントが合わせにくい。
ブレとうね(笑)
ここは地味な土地だけど、なんだか実家の里山に似ていて落ち着くのだ。
路地を曲がり曲がり下って、高麗川を渡ると巾着田に着く。
ここは秋になると曼珠沙華でいっぱいになり、人もいっぱいになる。
都心を抜け出してわざわざ人だかりに入るのも意味がないので、その時期は避けるようにしている。
その他の季節は、人もほとんどいなくてのんびりとしている。
【小川のほとり、オオイヌノフグリ】
かがんで小宇宙。
高麗はオオイヌノフグリでチロチロ輝いていた。
というかオオイヌノフグリしかなかった。
まあよいではないか。
【山は冬が終わったばかり】
【巾着田にて】
この場所にはちょうどよい杭があって、そこにカメラやスマートフォンがきれいに置けるのだ。
そりゃあ見逃さない、タイマー撮影。
水車小屋を突っ切って野っ原に出る。
そこは大地を覆う菜の花の芽、芽、息吹、息吹。
3週間後にまた来たいな。
【秋はコスモス畑、春は菜の花畑】
さらに進めば目的地の藤棚。
5月になれば立派な花が、ぶどうみたいに下がり咲くよ。
ノートとかも持ってきたのだけど、お昼寝。
日射しが暖かい。
これでいいのだ。
とことんほーっとしよう。
日射しは暖かくも、風はまだまだ服に染みて身に冷たさを届ける。
影が伸びきる前に帰るのだ。
【梅の花はもう晩期】
春の芽盛り、その時間の流れは早いよね。
置いていかれないように駆け足駆け足。
ビール買っちゃった。
薄い夕陽、橋に寄っかかってほよよ、よい時間。
夕陽がまだやわらかい。
そのうちすぐ手をかざすようになるね。
帰り道、上り小路、けだるさが心地よい。
【夕陽を受ける高麗駅】
ちょっとやったけど急速充電、よい時間やったよ。
ありがとう。
さあ、帰ったらリハーサル。
頑張るのだ!