近所のパン屋はいつも元気だ。
職人の米君と小話をして、雨のテラス席へ。
雨日は空いていてよい。
遅い朝食をとっていると、斜め向かいにご年配の江戸っ子ばあちゃんが座った。
タバコを吸ってもいいかいと聞いてくるばあちゃんに、ここは禁煙だよというと残念そうにそれをしまった。
すぐにトレーを持ったかっぷくのよい欧米人らしき女性が自分のすぐ隣に座った。
ばあちゃんとは顔見知りのようで、彼女は自分の好きなパンが最近置いてないことについてその残念さを熱く語り始めた。
アップルタルト。
サラサラしっとり、よくてよ霧雨デイ。
シャーゴーとほどよく車が行き交っている。
側から見たら仲良し3人組に見えたろうが、自分はゆっくり黙々、二人の会話を片耳に朝食を楽しんでいる。
やがて江戸っ子ばあちゃんが、傘をさして去っていった。
テラス席はそこそこ広いのに、一台のテーブルもそこそこ広いのに、知らぬ欧米女性と近く並んで過ごす形になってしまった。
パンを食べすぎると体に良くないらしいわよ。
日本語が達者どころか江戸っ子喋りの欧米女性は話しかけてきた。
確かに彼女のトレーにはたくさんのパンが乗っていた。
自分は食後のコーヒーを片手に隣り合わせの彼女と会話している。
向かい合わせだと喋りやすいのだろうが、それでも成り行き自然だった。
やがて彼女はオペラの話をし始めた。
知人の有名なオペラ歌手が喉を壊してしまったことや、世界のオペラホールの良し悪しについてなど。
オペラホールはアメリカよりもヨーロッパ、やっぱりイタリアだと語った。
ようやく自分に発言権が回ってきたと思い、口を開こうとしたら彼女は席を立って、じゃあねと去っていった。
自然だ、今日も実に自然なテラス席。
サラサラ霧雨、傘をさそうかさすまいか。
さあ、今日も元気にゆこうと思う。

セセリちゃんとコスモス。
秋最中、夜道の虫音が恋のクライマックス。
だんだん哀愁漂ってきた頃やね。

路肩に花
川端の葦
植物たちが季節の移ろいを教えてくれる。
いつもの川端散歩道。
ジャンプして川べりへ降りてみた。

こちらはススキ。
穂が出たばかりの銀のススキ。
冬前に開いて金のススキに変わる。

数珠の実。

懐かしいので持って帰ってきた。
さあ、いよいよ。

リハーサル終了。
ワンマンに向けての最終リハが終了した。
最強のメンバーで、これはやばい!といった最高の仕上がりだ。
ツアー最中の大目玉。
ありけんヒストリー的なこのステージ。
見逃さないでほしい。
ぜひ観ていただきたい。
ぜひ観ていただきたい!
ぜひ観ていただきたい!!

渋柿くん。
今年も同じ場所で。

この夏ベランダを明るくしてくれたルキドニア。
ありがとう。
また来年!
朝晩冷えてきたよね。
あったかくして、風邪とかひかんごと、皆さんも素敵な秋を!!
2017/10/7