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旧ありけん日記


2005年〜2022年5月まで、有田健太郎の日記、エッセイ、フォトギャラリーです
by KeN-ArItA

日本南端、波照間、西表島サンセットライブツアー【2:波照間島】

 5/12(水)8:00
波照間島へ向かう渡船は石垣港を出発した。
初めて乗る大型の高速船だ(以前は小型だった)。
まばらな雨雲がポツポツと流れてくるが、天気はよかった。



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船に並走して鳥が飛んでゆく。



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船内
二階は特別室で別料金がかかる。
波照間までは海の状況によって所用時間が変わるが、この日は90分くらいかかった。
乗客率は10%くらい。
船は乗客以外に荷物の運搬の役割も大きい。



 配信をしながら船に乗り込み、出港して電波が切れた時点で配信終了する予定だった。
しかしながら、港を出ても電波は生きていた。
すごいぜ電波。
この後、散々電波の弱さに苦しめられるとは到底思えなかった。


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一般席の窓際に座り損ねたありけんは、後部の談話席へ。
広々よい感じ。


 日本南端、波照間、西表島サンセットライブツアー【2:波照間島】_e0071652_21042895.jpeg
リーフを抜け外洋に出ると一気に揺れ始めた。
大型に見えたこの船も外洋に出れば木の葉のようである。
ばっしゃんばっしゃんと波しぶきが朝日に光って気持ちいい。



 船に並走して鳥が飛んでゆく。
よくよく見ていると、船に驚いたトビウオが海面すれすれを飛んでゆくのだ。
それめがけて鳥が突っ込んでゆく。
 トビウオの羽が朝日に照らされてとても綺麗だ。
小さいトビウオはバッタみたいに見える。

 捕獲の成功率は20%もいかない感じ。
時折、数羽の鳥が海中に、矢のように突っ込んでゆく。
きっとイワシなどの群れもあるのだろう。

 初めは鳥が喜んで並走しているのかと思ったが、ただただ生活のためだったのだ。
数十キロ並走いていた。
帰るのも大変だろう。すごいな。
 トビウオはトビウオで、大型魚に追われて逃げ出すために飛べるようになったのに、飛んだら飛んだで鳥に襲われるんだもんなぁ。
みんな大変である。

 窓にべったり釘付けのありけん。

 気づけば揺れまくる船に酔った男性が、端に座ってぐったりしていた。



 日本南端、波照間、西表島サンセットライブツアー【2:波照間島】_e0071652_21035466.jpeg
波照間島
ほぼ台湾である


 石垣島、西表島は小さいが山がある。
それを取り巻く小さな島々の標高はとても低く、平べったい。

 紺碧外洋の中にエメラルドの広がりが見えてきた。

 あの島かな。



 日本南端、波照間、西表島サンセットライブツアー【2:波照間島】_e0071652_21041873.jpeg
5/12(火)9:30
波照間島港
人が暮らす日本最南端の島である。
ついに来た。


 高速船乗り場には、ゲストハウスや宿のお迎えがたくさん来ている。
みなお目当てのプラカードのもとへ散ってゆく。

 レンタサイクル、バイクなどがこの島の主な移動手段であるが(自転車でも1周数時間で回れる)、ありけんは荷物が多い。
事前にレンタカーを予約していた(全体で10台ほどはレンタカーがあると思われる)。
車があれば雨でも車内でサンセットライブができるという考えもあった。
ありけんは埠頭前のレンタカー屋さん(島に2軒ほどある)へ向かう。

 大丈夫なのか?と思うほどラジエターがすごい音を立てる軽自動車に乗り込んだありけんは、スマホの地図を見ながらまずは島を一周することにした。



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ニシ浜


 すぐに観光名所として名高いニシ浜の標識が見えた(島内全体でも標識は数えるほどしかない)。
ありけんは観光名所があまり好きではない。
 まず、人が多いからだ。
あと、整備されていて、本来の土地の姿が観光用に寄ってしまっている場合が多い。
名所を外して、自分の名所を自分で探すのだ!といった感じの旅が好きである(はずすことも多いけど)

 一応行ってみるかと寄ったニシ浜であったが、、すごいパワーだった。

 やっぱ観光名所すごいな。


 日本南端、波照間、西表島サンセットライブツアー【2:波照間島】_e0071652_11102765.jpeg
ニシ浜、10時頃
初めてゆくので人は多いのか少ないのかはわからない。



 観光名所派に変わったありけんは、カメラ片手にここで1時間を過ごす。



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砂ではない。
珊瑚が砕けて 砂のようになっている。
この日の最高気温は30度あたり。
湿度も高めで、東京の真夏までゆかなくとも汗も多く出る。
日差しは痛く、日焼け止めを塗ってないとシャワーを浴びたら叫んでしまうパターンである。



 いかんいかん、最初に立ち寄った場所でこんなに時間をとってたら全部回れないぞと車を出す。
相変わらずすごい音で愛着のわく車だ。


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西部の農道にて。
暑い。
島全体ざっくりとした碁盤目のように道が走っている。
中心部が集落で、それ以外はさとうきび畑などが主である。
幹として舗装されている道が走り、それ以外はジャリ道が多い。
 

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牛や山羊の放牧もちらほら。
車で進むも、写真ばかり撮ってなかなか進まない。


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最南端の碑から見たあずまやと天文台。


 完全に南国風景の虜になっているありけん。
今日から3日間、プチサバイバルだということを思い出す。
そうだ、食べ物(魚)を釣らねば。

 事前リサーチしていた釣り場は、この最南端の碑の奥の磯場だった(18時からここで釣る予定)。
餌もちゃんと石垣島で調達してきたし、道具も頑張って持ってきたし。
こんな大自然で魚が釣れないわけがない。
食糧に対しての危機感はほとんどなかった。
ああ、なかったのだよ。


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リサーチしていた釣り場。
おいおい、、。
サスペンス劇場のエンディングのような場所だな。
美しいのだが、それ以上に地球を感じるスケールである。



 5/12(火)12時からは波照間散策配信である。
どこからやろうかな。
やっぱニシ浜でしょ(すっかり観光派)。

 島の中心部、集落を横切り、そこでようやく商店を見つけた。
いくつかある商店は13時から15時くらいまでお休みである(8時〜20時の営業)。
暑いかららしい。
シエスタである。

 水と夜に飲むオリオンビールと醤油とワサビを買った。
食べ物は買えないルールである。



 日本南端、波照間、西表島サンセットライブツアー【2:波照間島】_e0071652_21000271.jpeg
いたるところにハイビスカス。
よく映える。


 12時からニシ浜で配信を始めるも電波が十分でなく、結局中心部、集落から配信を始めた。
そのまま車でドライブ配信しながら最南端の碑までいった。
時折、高温でアイフォンが落ちてしまう。
水のペットボトルで冷やしたり、冷房を当てて冷やしながら進む。
 大変だったけど。集落を一緒に巡れて嬉しかったな。
見てくれた方々、ありがとう!!

 次の配信は17:15からサンセットライブである。
宿にチェックインしたありけんはフェリー埠頭に向かった。
そう、お魚を釣らねば。
1時間半ほどしかないが、得意の防波堤釣りに臨む。


 日本南端、波照間、西表島サンセットライブツアー【2:波照間島】_e0071652_20590707.jpeg
だだーーん
こちらの釣り餌はイカが多いらしいのだ。
ほんとこれで釣れるのかな、、
このまま食べたいのは山々だが、情報を信じることにした。



 5/12(水)15:30波照間島フェリー埠頭
ああ、いよいよ南国釣りだ。

 ぱっと見お魚はいない。
きっとどこかにいるのさ。
えーーーい!!(遠投)

 オモリとイカ刺しを付けた針がエメラルドグリーンの水面に沈んでいった。

 この時、ありけんはまだ南国の厳しさをまったくわかっていなかった。



 次回も引き続き波照間島編。
またぜひ☆














2021/5/20

by KeN-ArItA | 2021-05-20 12:15 |
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