2005年〜2022年5月まで、有田健太郎の日記、エッセイ、フォトギャラリーです
by KeN-ArItA
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梅雨らしいモノクロの空が続いている。
時折覗く青空はもう高く、夏顔である。 さぞかし夏の星々も瞬いていることだろう。 しかし、そんな天の川も見えにくいのがこの時期。 よくてよ梅雨空。 元気にゆきたい。
ベランダ鉢植えに、今春咲いた菜の花の零れ種がたくさん芽吹いている。これらは夏に全部枯れてしまうのだ。9月以降に芽吹くやつが冬を超えて咲かせるのだ。 しかし、すごいやつを発見してしまった。
菜の花、咲いてる。
夏がきて枯れる前に、咲いているのだ。 まさかの二期作である。 桜が間違えて秋に咲いたりもするのでそこまで驚かないが、これはありけんベランダ菜の花12年史の中で、初めての現象だ。 同じ菜の花なのだが、春の花とはまた違って見える。今年の梅雨はそんなに暑くなく、涼しい日もあるので春モードになったのだろうか。 生き物は、もちろん人間も含めて、時に定石を覆す。何が起こるかわからない。素晴らしき世界である。 6月の小さな奇跡。モノクロ雨雲の下、季節に囚われることなくただポツリ咲いた菜の花に勇気を与えられたようだった。
近所のツバメちゃん。兄弟たちが次々と世界へ飛び出すも、餌をもって誘われてもまだ怖くて飛び出せない二羽。すまし顔である。かわいい。
ついに、、帰路に巣を覗いてみると、一羽になっていた。末っ子君かな。次覗いたらいなくなってそうだな。早いな。寂しくなるな。
2021/6/27
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