ちょと前から口内炎ができていた。
あまりできる方ではないのだけど、わりとでっかいヤツができていたのだ。
チョコラBBでも効果がないので「口内炎の治し方」とネットで検索したところ、すごい情報を入手した。
ブログ形式の掲示板にその治療法が記された後に、「すぐ治りました☆」「びっくりです!」「ありがとうございました〜」などなど感謝のレスで溢れかえってるではないか。
おお〜これしかない。
早速、幻の薬の作り方を見てみた。
牛乳コップ一杯に対し、ペットボトルのキャップ一杯半のお酢を入れて飲む。
良薬は、いたってシンプルなものだった。
早速スーパーで牛乳とお酢を買ってきた僕は、一瞬で幻の薬を作り上げた。
(お酢の量は、トポトポと感で入れました)
混ぜれば混ぜるほとろとろとなってゆき、それは「ねるねるねるね」(子供の頃に流行ったお菓子。現在も隠れ家的駄菓子屋にあることもある)を連想させた。
んん〜
まるでどろっとしすぎないヨーグルト。
そう、ヨーグルトだ。
こうやって作ってたのか〜(たぶん違う)
えいっ!!
僕は「ねるねるヨーグルト」を一気にコップの3分の1あたりまで飲んでみた。
…
うわっ、まず〜い
なんだこれは、、まずいぞ
まるで牛乳にお酢を混ぜたような味だ。
良薬口に苦しと言うが、それにしても量が多すぎじゃないか。
(僕は、たくさん飲めば早く良くなる気がして大きめのコップで作っていたのだ。)
せめてリンゴ酢とかにしとけばよかった。(T_T)
「しかし、これで治るんだ…」
そう自分に言い聞かせた僕は、残りを2回に分けて一気に飲み干した。
「効果は1回目からすぐにあらわれます」
説明には確かそう記してあった。
フフフ。。
すぐに効果が表れるんだって。
よし、すぐに治ったら自分もレスをするぞ。
「まじすごいっす☆」とか、キャラ変えていってみようかな。
ついでにアルバムの告知もしようかな。
10分後、早くも僕の体に変化が現れた。
お腹が痛くなってきたのだ。
(>_<)
一方口内炎は、クリーミーになった口の中、依然勢力を保ったままだった。
僕は「一回で効かないのなら止めて下さい」という説明を無視して、2日間も続けてしまった(小さいコップにかえたけど)。
お腹のすぐれない日が2日続き、それから何日か経って口内炎は徐々に治っていった。
しかし、それは「ねるねるヨーグルト」のおかげではないと僕は断言したい。
民間療法。。
それは科学的裏付けを優先せずに、歴史とともに一般ピーポーから自然発生してきたものだろう。
自分も子供の頃は、ケガをするとおばあちゃんにドクダミの葉を熱で煎じて塗られたものだ。
カゼのときの『卵酒』や『ショウガ湯』なんかもその一つかもしれない。
それは案外、時と場合により専門的な薬よりも安全で、優れていたりするかもしれない。
しかしその歴史の中で、相性が合わない犠牲者が出たことも僕らは忘れてはならない。
『ねるねるヨーグルト療法』のレスコーナーに、匿名で「まじすごいっす☆」と書込まれることはなかった。
口内炎ができた方はこの『ねるねるヨーグルト療法』、ぜひ試してみて!
【隣の隣の住人の扉】
バルサン中らしい(笑)。
煙が火事と間違われないように貼ったんだろう。
しかしびっくりマーク2個とは、、よっぽどウキウキしてバルサンたいたんだろうな。
顔は見たことないけど、なんだか仲良くなれそうな気がする(笑)。