12月に入り、マフラーを巻いた僕は渋谷区の富ヶ谷に来ていた。
よく晴れた今日は、小春日和。すごく気持ちがいい。
仕事を終えた僕は、地下に潜るのがもったいなくて歩き始めた。
【こんな道をゆけるなんて】
一駅くらい歩きたくなるよね?
普段は地下鉄で一駅。
だけど今日は、代々木公園西門から入って真反対の原宿まで歩いてゆくことにした。
座標は、森の向こうに頭を覗かせている代々木のタワーと新宿ビル群。
代々木公園は何度か来たことがあるけど、全体は知らないので未知の景色にだんだん楽しくなってきた。
【空にも素敵な絨毯を】
この一時は、もみじとイチョウがとにかく輝いている。
おいおい、代々木公園、でっかいぞ。
気まぐれに出現する案内板を見ながら、片手にカメラ。
なるだけグニャグニャとゆこう。
【金色の光に誘われて】
たまたまこの時期、偶然この時間、天気と僕の気まぐれ。
光っているのはこの場所だけ。
朝には、明後日には、夜には、、
きっと違う場所が光っているのかも。
だけど、今はここがきれい。
代々木公園の中心部、噴水のベンチでカラスの水浴びを眺めながらホットコーヒー。
ここのカラスは、毛並みもつややかで本当に生き生きしている。
負けてらんないな。
再び東へ歩き始めた僕の影は、もうかなり長い。
平和できれいな世界が名残惜しく、曲がり道を行き過ぎることにした。
【ずっと歩いてきた道は、今から黄色い絨毯の上を通り過ぎる】
たまにはこんな道も歩くのです。
公園を出て原宿駅に向かう。
自分が初めて東京に来たのは19歳の時。受験のためだった。
試験が終わり、仲間と共に行った原宿は衝撃的だった。
歩行者天国では、幾つものバンドがたくさんの人だかりを作り、その中心で輝いていた。
まるで祭りの様な人波に流され、終止驚きっぱなしな僕は、いつかもう一度ここに来ようと思った。
時はたくさん流れ、歩行者天国もなくなり、昔のような様子ではないが、それでも原宿はやっぱり原宿だ。
ん〜、でも考えたら、、また来てるな。
【黄昏時、斜陽のベンチでは】
何を思い中ですか?
遅い午後、ちょっとした旅気分。
人生はきっとすべてが偶然のつながりで。
無限の選択肢から一瞬一瞬を選んでいると思う。
またこんな瞬間にたどり着けますように。
さあ、新しい季節は進み始めた。
よい冬にするぞ。
【レック後の、はつねーズ(本名:The First Sounds)】
近日12/11(木)、代々木でありけんがお世話になっているレーベル
『初音レコード』のイベントがある。
そのイベントのための企画ユニット『The First Sounds』のレコーディングが、
先日中野で行なわれた。
レーベルメイトのけんぞう君(LIBB!HOLLYWOOD)、どぺさん(ラヴスナイパー)とで合作した曲なのだけど、ここまで本格的になるとは思っていなかった(笑)
各バンドから集まったメンバーも、それぞれに曲を理解して録音は進んでゆき。
みんな上手いから気持ちよく、楽しくて。
この写真は、録音(5時間)が全部終わってすぐのものであります。
やっぱり少し疲れてる(笑)
当日が楽しみなんだ。